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「モバイル」とは「携帯できること」ということです。モバイル端末とは一般的に「携帯できる情報端末」ということになります。「情報端末」とはすなわち「インターネットにアクセスしてWeb上の情報を参照できる端末」です。ここまで紹介したところで、なにが頭に浮かんだでしょうか。ノートパソコン?タブレットPC?ほかにもっと身近なものがあります。そうです。携帯電話やスマートフォンです。「携帯できること」をまさに体現したアイテムです。もちろん、ノートパソコンやタブレット端末もモバイル端末です。

これらのモバイル端末機が変えたことは、私たちとインターネットの関係です。いつでも好きな時に情報が引き出せるということは、今でこそ「当たり前」ですが、15年も遡ればそのような光景は想像も出来ないような状態でした。まだ各家庭にパソコンもないような時代です。そのような時代から比べると、やはり時代は一皮剥けたといえるのではないでしょうか。

インターネットとコンピューターは見事に私たちの生活を一変させました。それら両者はビジネスの現場に一気に侵食しました。ビジネスはコミュニケーションがまず基本です。その形がコンピューターによるインターネット通信で一気に変わりました。「ビジネスのためのEメール」は、もはやどのような仕事においても当たり前の「マナー」と化しました。そして各家庭においても徐々にインターネットが浸透します。「一家に一台」はパソコンがあることが普通になったのです。

「インターネット」はパソコンを操作して行うもの。という新しい習慣が根づくころ、「電話」の進化系の携帯電話が普及します。私たちが暮らしていく中でもっとも基本的な連絡手段である電話は、それまでは「各家庭に一台」というようなものでした。だれかに電話する際は、その家の電話にかけてから呼び出してもらっていたのです。それを特段不便に感じていた人はいなかったでしょうし、まさか「電話が一人一台」になる時代がくるなんて誰も考えていませんでした。

携帯電話の発達は無線の通信網の発達でもあります。無線での通信はすでにワイヤレスフォンなどで各家庭でも身近なものになっていたのですが、それが屋外で、それぞれの携帯電話ごとにしっかりと装備されるようになり、また通信網を確保するための基地局整備が急速に進んだことにより、新しい「インフラ」としての地位を確立したのです。

それが「モバイル端末」の黎明期です。その裏側でコンピューターとインターネットの進化もどんどん進んでいました。携帯できる電話がインターネット機能、そして高度な演算能力を有することができるようになったのは、インターネット回線の高速化、それに対応するコンピューターのパワー、そして小型化、無線電波網の構築と、その速度の向上、そしてなにより「誰もが使っていること」が寄与しています。

みんなが使っているから、「もっと便利にしよう」という試みも発生します。目覚しい進化を続けるモバイル端末の発端は、この十数年内に発生したものです。それ以来ずっと、私たちの生活を便利に補佐してくれているのです。モバイルの歴史は技術の歴史でもあります。
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